2008年11月12日

古村 孝志 氏 (情報学環・総合防災情報研究センター/地震研究所)

「強震動と津波発生伝播の大規模数値シミュレーション」

これまで地震動と津波のシミュレーションは、個々の地下構造・震源モデルを用いて独立に行なわれてきた。本研究は、A)3次元運動方程式のFDM計算に基づく地震動シミュレーションと、B)ナビエストークス式のFDM計算に基づく津波シミュレーションを結合して、大地震に伴う強震動と海底地殻変動、そして津波発生伝播の一連の物理過程をシームレスにつないだ連成計算により評価する。1896年明治三陸大津波地震、1944年東南海地震を例に、海溝型大地震が引き起こす強震動と津波を考える。

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