2008年12月3日

高橋 亜夕 氏 (地球惑星科学専攻・博士課程)

「プチスポットメルト生成場の解明」

日本海溝に沈みこむ約130Maの太平洋プレート上には、プチスポットと呼ばれる非常に新しく(0.05-8.5Ma)小規模な火山群が散在している。修士論文、およびその後の研究により、プチスポットで採集された岩石の微量元素組成を再現するような熔融は、マントル(DMM)に H2O(太平洋プレートから脱水した流体の組成を仮定)が 0.072wt% 付加する(熔融度は 0.2-0.4% 程度)ことで説明できることがわかった。本フォーラムでは、今までに行った観測・解析のまとめと、博士論文にむけての研究計画などを発表する。

もどる