【問題文】
象潟(きさかた)は、松尾芭蕉(まつおばしょう)が訪(おと)ずれたなかで、もっとも北(きた)に位置(いち)する土地(とち)である。
【解答】
きさがだは、まづおばしょうがおどずれだながで、もっともきたにいぢするとぢである
ki sa Ga da wa ma zu o ba sho u nga o do zu re da na Ga de mo tto mo ki ta ni i ji su ru to ji de a ru
【解説】
単語の最初の音は濁音化しないから「きさかた」と「きた」の最初の「き」は清音のままである。「とち」の「と」も同様。「き」音は後続の「た」の強濁音化を阻害するので、「きた」は濁音にならない。象潟は本来の意味では「きさ・かた」と区切ることができるので「きさかだ」という発音も考えられないわけではないが、秋田人はひとつの地名として一語と認識しているので、「きさがだ」のようになる。