東京大学 地球惑星科学専攻
古地磁気・岩石磁気研究室
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地球磁場は液体金属核の対流により生成・維持されているため,ベクトル場である地球磁場の形状や強度の変遷を明らかにする事で,金属核対流状態や金属核−岩石マントル間の熱輸送進化など,地球内部ダイナミクス進化に関する情報を得る事ができます.また,地球磁場の変化に伴い地球表層環境も変化すると推定され,地球磁場進化の情報は,地球内部・表層環境・生命居住環境の進化解明において必須の情報と言えます.

私たちは,岩石や堆積物など天然の試料中に含まれる強磁性鉱物が記録している過去の地球磁場情報を読み解く『古地磁気学』の研究に取り組んでいます.最近では,億年・十億年スケールの地球磁場変動を明らかにするため,深成岩中に含まれる斜長石や輝石などの珪酸塩単結晶を使った研究や川砂中に含まれるジルコン単結晶を使った研究など,古地磁気研究の新手法開発・適用に取り組んでいます.



岩石形成時の物理的・化学的状態や堆積物の堆積環境変化などに伴い,それら試料中に含まれる強磁性鉱物の状態が変化します.私たちは,試料中に含まれる強磁性鉱物の状態を調べることで,岩石の形成メカニズムや古海洋環境の復元など様々な地球科学情報を得ることができる『岩石磁気学』の研究にも取り組んでいます.天然の試料中には,鉄の酸化物や硫化物などの強磁性鉱物が普遍的に含まれているため,研究の対象は,堆積物から火成岩,海洋から陸地,地球から火星など様々です.


    研究紹介:地惑専攻ウェブマガジン「環境磁気学のすすめ」


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