矢野誠也さん(M2)の論文がGeophysical Research Letters誌にて出版されました
タイトルはEvent-Feature-Based Clustering Reveals Continuous Distribution of Tectonic Tremors of 0.3–100 s: Application to Western Japan、October 9に出版されています。
https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1029/2024GL108874
これまでテクトニック微動はいろいろなところで発見されていますが、普通の地震と区別するためにはad-hocな基準を必要としていました。今回震源深さや地震波形の特徴量に基づいたクラスタリング手法を用いることで、このような基準に依存しない区別が可能になりました。結果として従来低周波地震(LFE)と呼ばれていた現象から数十秒までシームレスなテクトニック微動の姿が明らかにありました。これは地下で進行するゆっくりした地震準備プロセスの理解にとって重要な知見となります。