研究紹介
Our research centres around the application of trace element and isotope geochemistry to issues in Earth and Planetary sciences. In particular, we are interested in:
- evolution and growth of the continental crust.(大陸地殻の進化と成長)
- chemical and thermal evolution of magmatic systems.(マグマの化学進化・熱進化)
- early planetary differentiation.(初期惑星分化)
- formation and origin of planets.(惑星の形成と起源)
- advancements of techniques for trace element and isotopic analyses.(微量元素分析・同位体分析のための手法開発)
研究室紹介ポスター
地球惑星科学専攻融合セミナー2017年度版
最近のプレスリリースなど(共同研究を含む)
・リュウグウの銅・亜鉛同位体分析が解き明かす地球の揮発性物質の起源 -太陽系の果てで生まれたリュウグウ的物質は地球にも存在する-(共同プレスリリース,2022年12月)
・リュウグウは太陽系の果てからやってきた ~リュウグウが持つ原子核合成の記録がリュウグウの誕生地を示唆~(共同プレスリリース,2022年10月)
・地球のウラン・トリウムをニュートリノで測る(理学部ニュース2022年7月号)
・リュウグウはイヴナ型炭素質隕石でできている(共同プレスリリース,2022年6月)
・貝類の産地を判別する新しい手法を開発(共同プレスリリース,2022年1月)
・40億年前より古い大量隕石衝突の痕跡を発見 -小惑星の岩石の年代測定から検証-(プレスリリース,2020年8月)
・地球史最初の10億年に迫る–生命を宿す星ができるまで–(ウェブマガジン第6号 2013年2月)
最近進めている研究
・月隕石のPb同位体分析
・地球試料のW同位体分析
・高精度La同位体分析法の開発
その他にも多様な同位体・元素・試料を対象に分析を進めています。
研究設備
・クリーンルーム
・超純水装置
・カラム分離セット(陽イオン交換樹脂、陰イオン交換樹脂、キレート樹脂各種)
・重液分離セット
・多重検出器型ICP質量分析計 Neptune Plus(共用)
・四重極型ICP質量分析計 iCap Q(共用)
・SEM(共用) など
研究室に興味をもった学生の方へ
私たちの研究室では、宇宙地球化学的・鉱物学的手法を用いて研究をしています。
これまでに、地球惑星環境学科・地球惑星物理学科・化学科など様々な分野から学生が進学しています。
研究室では頻繁に議論が行われており、飯塚先生をはじめ知的好奇心旺盛かつ温厚なメンバーが多く在籍しています。
教員と学生間はもちろん、学生どうしもコミュニケーションが活発で、何か困ったらすぐに相談できる環境です。
研究に必要な設備・装置は身近にそろっており、必要であれば外部の機関に出向くこともできます。
実験は大学等で行うことになりますが、データ解析や論文の読み書き、ディスカッション等はテレワーク可能です。
講義期間中は、①他研究室と合同の「セミナー」、②研究に役立つ教科書を読む「輪読会」、③進捗や近況を報告する「研究室ミーティング」を実施しています。
興味があれば、他のセミナー等に参加することもできます。
これらのイベントをペースメーカーとして活用しつつ、自らのペースで研究を進めています。
研究室の卒業生は産学官の第一線で活躍されています。
興味をもった方は、ぜひ研究室見学にいらしてください。私たちと一緒に最先端の研究に取り組みましょう!