SPring-8
SPring-8は、兵庫県の播磨科学公園都市にある世界最高性能の放射光を生み出すことができる大型放射光施設である。”Super Photon ring-8 GeV”から命名されており、約1.5kmの円状の実験設備の中で、主にX線領域の放射光を用いた、様々な実験が行われている。
大きな円形の建物中には、電子が高速で回転している「蓄積リング」があり、それを取り囲んで放射光を取り出し実験を行う「ビームライン」と呼ばれる設備が60本ある。それぞれのビームラインは実験目的に合わせて最適化されており、各実験に必要な種類の放射光を取り出す装置群や、実験を行う装置群が多数設置されている。
廣瀬研では主に、高温高圧下その場XRD観察とイメージング(BL10U)、弾性波速度散乱(BL35XU、BL43LXU)を使用している。
Field Trip: SPring-8を廣瀬先生と見に行こう!
フラットパネルディテクター
X線回折を0.1sの時間解像度で撮影することが出来る。
加熱用レーザーシステム
試料を加熱し、「超高圧・高温その場」でのX線回折の実験を行うことが出来る。