測地学サマースクール2014で、学生さんたちに測ってもらった結果を紹介します。
結果は…
まずGNSS。赤の曲線が地点1の高さの実測値。

続いて地点2の高さ。地点1より前の時間帯ですが、やはり30 cmくらいの振幅で変化しています。

重力の測定結果。

ここで、重力値と高さの変化を比較してみましょう。地点2の高さ変化と比べると、ピーク時刻(3時頃)が一致し、上下逆向きに変化していることが分かります。さらに、重力値の次のピークが9時ごろと予測されていますが、この時刻には、GNSSで測った高さが最も低くなっています(一番上の図の赤線の左下)。
以上から、月や太陽の引力の影響を測り、理論とほぼ一致することが確かめられました!
測地学サマースクールでは、毎年「測る」実習を行っています。参加してみたい方はぜひ測地学会ホームページをご覧ください。