教授
地震破壊現象(断層すべり運動)の特徴は何か?どのような環境条件や物理法則が重要か?という問題を主に研究している。研究にはデータ解析やシミュレーションという方法を用いる。これまでに地震波形インバージョン手法を開発改良し観測データへ適用することでマグニチュード9クラスの巨大地震から、岩盤の小破壊までさまざまな地震の詳細な破壊過程を明らかにしてきた。
私は,造山運動プロセスを理解するために,野外調査に根差した構造岩石学的研究を行っている。地球を巨大な天然実験室として使い, 野外での観測・観察と天然試料を研究材料とする最大の利点は長い時間スケールで起きる地球プロセスの結果を直接に見られることにある。
武井 康子
地球内部物性とダイナミクス
takei
地球内部物性とダイナミクス
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地球の内部構造やダイナミクスを、岩石のミクロな素過程に基づいて理解することを目指しています。
天然のダイヤモンドと高出力レーザーを用いた「レーザー加熱式ダイヤモンドセル」と呼ばれる装置を用いて、地球内部のあらゆる物質を実験室で合成、「地球や惑星の深部はどうなっているのか?」「地球はどのようにして出来たのか?」「地球はどのように進化してきたのか?」についての研究を行なっています。
准教授
地震の発生は、固体地球のもっともダイナミックな運動の一つであり、幅広い時空間スケールにまたがる現象です.我々は,震源となる断層への応力の蓄積と破壊,内部や表層の変形など、地震発生に関する現象を理解するのに必要な包括的枠組みを作ることを目指しています。
固体地球惑星がどのようにして現在の姿に至ったか,その進化を地質学(フィールドワーク)・年代学・地球化学を用いて調べています。特に、次のような研究テーマに取り組んでいます。「大陸地殻の起源と成長史」「初期地球進化」「惑星の集積及び化学分化」「微量元素及び同位体分析法の開発」
地球の中はどのようになっているのだろうか。地球はどのように進化してきたのだろうか。その問いに答えるため、私たちは現在の地球内部の構造を推定する研究を行っている。観測された地震波を解析することによって、地球内部の地震学的構造(地震波速度および密度構造)の推定を行う。それと地球の表層に残されている過去の地質記録と照らし合わせることによって固体地球の進化を理解することを最終的な目的とする。
助教
現在の研究テーマは、地球 (および他の惑星) の固有磁場のふるまいを計算機上で再現することです。地球の磁場は、地球中心部にあるコアと呼ばれる領域で液体の鉄が流動し、電流が発生することで維持されています (地球のダイナモ作用)。コアのなかで生じる流れと電磁場の変動の様子を大規模数値シミュレーションで解析しています。