廣瀬研究室から4名が第63回高圧討論会に参加しました!

廣瀬研究室から研究員の五味、奥田、修士課程2年の坂井、修士課程1年の稲田の4名が
大阪府の立命館大学で行われた第63回高圧討論会(12/13-15)に参加しました。

12/13
1P58
題目:Fe3S2組成のコア圧力下その場XRD測定とFe12S7の状態方程式の決定
坂井郁哉、廣瀬敬

1P61
題目:高温高圧下における含水シリカ電気伝導度測定 ~超イオン状態の実験的証拠~
稲田真子、奥田善之、岡健太、桑原秀治、Gréaux Stevee、廣瀬敬

12/14
2C06 (15:20-15:40)
題目:MgSiO3メルトの高温高圧下電気伝導度測定~シリケイトダイナモの実験的証拠~
奥田善之、太田健二、河口沙織、廣瀬敬、大石泰生

2C12 (17:40-18:00)
題目:鉄合金の状態方程式と内核の化学組成
五味斎、廣瀬敬

12/15
3C04 (13:10-13:30)
題目:ピコ秒超音波法による下部マントル主要構成鉱物の音速測定
若松達也、太田健二、奥田善之、八木貴志、西原遊、廣瀬敬、大石泰生

 

また、奥田は12/14の地球科学セッション(17:00-18:00)の座長も務めました。

学会を通して、研究内容について様々な議論をすることができました。
対面学会はよいものですね。

廣瀬先生と学生3人がIMA2022学会に参加しました

International Mineralogical Association (IMA)のGeneral Meetingが7月18日から7月22日までリヨン(フランス)で行われました。
廣瀬研からは廣瀬先生とD2横尾、D1堤、M2坂井が参加しました。
コロナ禍となって久しぶりの完全対面国際学会になります。

3人の学生はいずれも初日のMineralogy at extreme conditions 1セッションで口頭発表を行いました。

Monday 18 July/ 09:30 – 09:45
Title: Crystallization scenario in the Fe-S-O-C core of Mars
S. Yokoo, K. Hirose

横尾はFe-S-O-Cの4成分系において融解実験を行い、液体組成とリキダス相の関係を見ることで、火星コアの組成と進化の関係について考察しました。

Monday 18 July/ 09:45 – 10:00
Title: Solid-Liquid Partitioning in the Fe-Si-S system to the Core Pressure Range
F. Sakai, K. Hirose, S. Yokoo,

坂井はFe-Si-Sの三成分系の固液分配実験を行い、軽元素間の相互作用を考慮した外核・内核間の元素分配について考察しました。

Monday 18 July/ 10:15 – 10:30
Title: Simultaneous metal-silicate partitioning of carbon and hydrogen during core formation
Y. Tsutsumi, N. Sakamoto, K. Hirose, S. Yokoo, H. Yurimoto

堤は炭素と水素が同時に存在する系でのメタル-シリケイト分配実験を行い、水素の存在がメタルメルトへの炭素の分配を強く制限することを指摘しました。

どの発表でも質疑応答では有意義な質問をいただきました。
終了後に著名な研究者からコメントをもらえた発表もあり、
対面学会の良さを実感できる学会となりました。

廣瀬先生はInvited Speakerとして招かれ発表されました。
Thursday 21 July/ 08:00 – 09:00 -Plenary
Title: Exploring Earth’s core composition
K. Hirose

廣瀬先生は地球の地球の軽元素組成を制約する、
廣瀬研が近年力を入れて取り組んでいるテーマについて発表しました。

廣瀬研としては久しぶりの対面の国際学会です。
対面でしか得られない良さを実感できる出張となりました。
今後少しずつ対面実施が再開してくれると良いのですが……。